少子化に関する過去と直近を比較する際に使用できる適切なデータとして、以下の指標が考えられます。
1. 合計特殊出生率
合計特殊出生率(Total Fertility Rate)は、一人の女性が一生の間に産む子どもの平均数を示します。この指標を過去数十年にわたって比較することで、出生率の変化を把握できます。
- 1970年代:2.00以上
- 2022年:1.30
2. 出生数
年間の出生数を比較することで、出生数の減少傾向を把握できます。
- 1970年:約1,930,000人
- 2022年:約810,000人
3. 婚姻数
年間の婚姻数も少子化に関連する重要な指標です。
- 1970年:約1,000,000組
- 2022年:約500,000組
4. 未婚率
特定の年齢層の未婚率の変化を比較することも有用です。
- 1970年(30-34歳男性):約10%
- 2022年(30-34歳男性):約50%
5. 初婚年齢
初婚年齢の上昇は少子化の一因とされています。
- 1970年(女性):24歳
- 2022年(女性):30歳
6. 女性の労働力率
女性の社会進出と少子化の関連性を見るために、女性の労働力率を比較することができます。
- 1970年:45%
- 2022年:70%
7. 育児休業取得率
育児休業取得率の変化は、育児環境の改善を示す指標です。
- 1980年代:非常に低い(データなし)
- 2022年(女性):80%以上
8. 保育所数
保育所の数や待機児童数も重要な指標です。
- 1980年の保育所数:約10,000所
- 2022年の保育所数:約25,000所
- 待機児童数:減少傾向(具体的な数値は年による)
9. 家族形態
核家族や単身世帯の割合の変化も、少子化の要因として考慮できます。
- 1970年の核家族率:約60%
- 2022年の核家族率:約40%
10. 教育費
教育費の変化も重要です。
- 1970年代の教育費:現在より低い(インフレ考慮)
- 2022年の教育費:増加(私立学校、塾などの費用が上昇)
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